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脈診

脈診法は、病状を知る手がかりとして東洋医学の中では非常に重要視しています。

脈診では何を診るの?

脈診では手首の所の脈をみて、脈拍の強さ・血管の太さ・拍動の深さなどを観察します。

脈診で何がわかるの?

脈診では、手首の関節の脈を手首に一番近い位置を寸・真中を関・手首から一番離れる場所を尺の3つに分けて観察します。(六部定位脈診)

この寸・関・尺に臓腑(内臓)を当てはめて考えます。

 寸 ⇒ 右:肺・大腸    左:心・小腸

 関 ⇒ 右:脾・胃      左:肝・胆

 尺 ⇒ 右:命門・三焦   左:腎・膀胱

これら、それぞれについてみていきます。

脈診の脈には何種類あるの?

脈には24種類あります。これら、それぞれに名前を付け、七表・八裏・九道に分類し二十四脈と呼びます。

 七表の脈:浮脈・芤脈・滑脈・実脈・弦脈・緊脈・洪脈

 八裏の脈:微脈・沈脈・緩脈・濇脈・遅脈・伏脈・濡脈・弱脈

 九道の脈:長脈・促脈・動脈・牢脈・短脈・結脈・細脈・代脈・虚脈

これら、それぞれの脈に特徴があります。

七表の脈

浮脈(ふみゃく)

 軽く触るだけで脈を触れ、逆に少し強く押えると弱くなるような脈。

 東洋医学的には、身体の中に風邪(ふうじゃ)が入ったことを意味します。

 寸で感じた場合:頭痛・めまい・発熱などが考えられます。

 関で感じた場合:胃が弱ってしまい、お腹の張りや下痢している時などが考えられます。

 尺で感じた場合:腰痛・膝の痛み・下痢などが考えられます。

 

芤脈(こうみゃく)

 軽く触れると脈を感じ、圧迫すると拍動がなくなるような弱い脈で、ねぎの茎を抑えたような感じの脈

 東洋医学的には、出血によって貧血が起こっている状態と考えます。

 

滑脈(かつみゃく)

 まるく滑らかに感じられ、浮き上がったり沈んだりする脈でコロコロとまるく転がって、まるで球が転がっているような感じです。

 東洋医学的には、気が少なくなっているような状態と考えます。

 この脈がある時には、嘔吐・胃もたれ・身体の中に熱がおこもっている状態と考えます。

 また、この脈が感じられた時の時には妊娠可能性がある時とも考えられています。

 

実脈(じつみゃく)

 軽く触るだけで感じる力強い脈

 東洋医学的には、陽気が内にこもり、脾が弱ってしまった状態と考えます。

 食欲不振・身体のだるさの症状が現れます。

 寸で感じた場合:胃熱・嘔吐など

 関で感じた場合:胃の痛み・下痢など

 尺で感じた場合:下腹部の痛みなど

 

弦脈(げんみゃく)

 弦を張ったように、押しても沈まず、挙げれば指について上がってくるような脈

 肝・胆の働きが強まって、脾・胃が衰えてしまった状態で血虚を考えます。

 四肢の痛み・皮膚の乾燥・盗汗(寝汗)・臓の冷えなど

 

緊脈(きんみゃく)

 脈が強く急で、細い縄を結ぶよな脈。

 体の中に腫れ物ができていると考えます。

 

洪脈(こうみゃく)

 脈が、大きく幅広く指先にあふれるように感じ、力強く満ち溢れるような脈

 発熱を意味し、頭痛、四肢の痛み、便秘、口の渇きなどが考えられます。

 寸で感じた場合:胸満・頬熱

 関で感じた場合:胃熱・口乾・食欲不振

 尺で感じた場合:便秘など

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